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年頭のごあいさつ

日本野鳥の会京都支部
支部長 船瀬茂信

あけましておめでとうございます。
新元号での初めての正月を迎え、京都支部会員をはじめ皆さまいかがお過ごしでしょうか。
昨年は台風と豪雨の災害が多く、被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
昨年の環境関連の話題として、COP25(気候変動枠組み条約第25回締約国会議)で日本の温暖化対策への批判が目立ちました。
22年前の1997年に京都で開催されたCOP3には当支部もオブザーバーとして参加し、各国の気象研究者と意見交換する機会があり、気候変動に関する将来の世界について説明を受けました。
日本のような海洋国は影響が大きく、台風、豪雨等の災害の増加が予想されていました。ただその時期は2050年頃との予想であり、私自身は自分の年齢を考え油断していましたが、30年ほど早く始まり大慌てしています。これは、人間の世界の状況があまりにも大きく変わったのが原因かと思います。
気候変動が野鳥の生息環境に大きな影響を与えることは容易に想像できます。日頃、野鳥を見る機会の多い皆さまは、フィールドでこの影響に既に気づいている方も多いかと思います。
新年、当支部では松の内より恒例のガンカモ調査がスタートします。京都北部には平地も積雪があり、山間部はさらに積雪が多いと聞いています。長期の調査となります。安全と健康に十分注意して調査されるようお願いします。
今年も探鳥会や調査など当支部の活動に皆さまのご協力をいただきますよう、宜しくお願いいたします。

本サイトに掲載している野鳥などの画像および映像の著作権は撮影者に、テキストや調査データなどの著作権は当支部に帰属します。無断使用はお断りします。
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