自然の中で生きている野鳥を、人間がそーっと見せてもらうのがバードウォッチングです。自然に配慮しながら観察することがマナーの基本です。日本野鳥の会では「バードウォッチャーの心得」として7つの項目を掲げ、それぞれの頭文字をとって「やさしいきもち」というフィールドマナーを提唱しています。
や | さ | し | い | き | も | ち |
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野外活動、無理なく楽しく | 採集は控えて、自然はそのままに | 静かに、そーっと | 一本道、道からはずれないで | 気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑 | 持って帰ろう、思い出とゴミ | 近づかないで、野鳥の巣 |
知識とゆとりを持って安全に行動しましょう。 | 自然は野鳥のすみかであり、多くの生物は食べ物。むやみに捕ることは慎みましょう。 | 野鳥は大きな音や動作を警戒します。小さな鳴き声や羽音なども楽しみましょう。 | 田畑やヤブも野鳥の生活の場です。土地の所有者にも迷惑がかかります。 | 撮影のために野鳥を脅かさないように。過剰な給餌も生態系を狂わせます。 | ゴミが鳥を死に至らしめたり、食べ残しが雑食性の生物を増やして生態系に影響を与えます。 | 野鳥には野鳥の生活があります。巣や野鳥には近づきすぎないようにしましょう。 |
最近、野鳥を撮影する人が増えてきました。それに伴って、鳥たちの生態や繁殖に悪い影響を及ぼしたり、近隣住民から苦情が寄せられる例が後を絶ちません。野鳥を撮影する際は、上の「やさしいきもち」に加えて、以下のマナーを守ってください。