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ガンカモ調査

京都支部では今年も京都府から受託してガンカモ調査を行いました。この調査は1970年に林野庁が始めたもので、その後環境省が統括して全国で実施しているもので、京都府では当支部が担当しています。
1月上旬、約70名の会員が一斉に京都府全域の川、池、海など水辺157地点でガンカモ類を種類別にカウント。現在、集計作業を行っています。
正確な数字はその結果待ちですが、今年は暖冬の影響か、全体にカモ類の飛来が少ないようです。毎年、最も数の多い丹後・阿蘇海では昨年比77%の約2000羽。特に、毎年種類別ではベスト3に入るマガモとカルガモが激減しました。

その一方、ここ数年2羽しか確認できなかったコハクチョウが3羽に増えました。うち1羽は幼鳥で、これまでのペアが昨年産まれた子供を連れてはるばる渡ってきてくれたようです(写真の真ん中にいるのが幼鳥)。

毎年総数2万羽近くを記録していますが、今年はどうなるでしょうか。調査結果は京都府へ提出するとともに、会員には支部報4月号で概要を報告し、詳細な調査データを6月発行予定の『DATA BOOK』に掲載します。

本サイトに掲載している野鳥などの画像および映像の著作権は撮影者に、テキストや調査データなどの著作権は当支部に帰属します。無断使用はお断りします。
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