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ムギマキ

①ムギマキ♂(撮影:会員)
生 態

日本より北方で繁殖し、春秋の渡りの時期にごく少数が日本を通過していく程度で全国的にも記録は少ない。
府内および近隣の府県では松林の混じる、やや茂った低山、山麓、都市公園などで偶然見つかる例が多い。
動画図鑑②ではオス第1回冬羽を解説。

大きさ・体色
全長:13cm 雌雄別色
出現頻度
X:京都府内では見聞の機会がごく少ない(国内の他の地域ではその限りではない)
渡り区分
旅鳥:春秋の渡り時期にのみ京都府へ立ち寄る鳥
学 名
Ficedula mugimaki
英 名
Mugimaki Flycatcher
ヒタキ科
京都府RDB
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数     1 5 5         7 3  
写真図鑑
②ムギマキ♀(撮影:会員)
③ムギマキ♂(撮影:野村明)
動画図鑑
①ムギマキ
②ムギマキ(♂第1回冬羽)
鳥ビア

学名も英名もムギマキ

和名がそのまま学名になっている鳥が何種類かいます。例えば、日本固有種のアオゲラの学名はPicus awokera。あまり知られていませんが、ムギマキの学名もFicedula mugimaki
学名だけでなく、英名にもMugimaki Flycatcherと和名が登場します。気になって調べてみたところ、学名にも英名にも和名が使われている鳥はムギマキだけのようです。
ヤンバルクイナがOkinawa Rail、アカヒゲがRyukyu Robinというように地名を使った英名はありますが、和名がそのまま学名にも英名にもなった鳥はムギマキのみ。本種はどちらといえば珍鳥の部類ですが、命名方法においても珍鳥です。

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