ハシボソガラス
①ハシボソガラス(2016年4月12日・京都御苑)(撮影:会員)
生 態
留鳥として海岸から山地までの府内全域に生息するが、深い森の中で見られることは少ない。
非繁殖期には、ハシブトガラスとともに100羽を超すネグラを作ることもあるが、年により場所を移動させたりもする。
しわがれた声で「ガァガァ」と鳴く(動画図鑑②および下段「鳥ビア」参照)。
大きさ・体色
全長:50cm 雌雄同色
出現頻度
◎:京都府内で普通に見聞される
渡り区分
留鳥:年間を通して京都府内に生息している鳥
学 名
Corvus corone
英 名
Carrion crow
科
カラス科
探鳥会月別出現確率(2000~2014年の探鳥会での出現率を月別に示したもの・例…0.3は30%)
月 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
確率 |
0.9 |
1.0 |
1.0 |
0.9 |
0.8 |
0.8 |
0.9 |
0.8 |
0.9 |
0.9 |
0.9 |
0.9 |
動画図鑑
①ハシボソガラス(2013年1月20日・山科川)
②ハシボソガラス(声)(2016年11月13日・北嵯峨)
鳥ビア
太陽の塔のモデルはハシボソガラス
「芸術は爆発だ!」で知られる岡本太郎は自宅兼アトリエでカラスを飼っていました。
岡本太郎の秘書であり養女でもある岡本敏子さんは、その著書『太郎さんとカラス』の中で、ある人が太陽の塔について「どうしてあんなものを思いつかれたのですか?」と尋ねたら、「太陽の塔? あれはカラスだよ」と答えたというエピソードを紹介しています。
そのカラスが「ガアガア」と鳴くので「ガア公」と名づけたらしいので、太陽の塔のモデルはハシボソガラスだったわけです。