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セイタカシギ

①セイタカシギ(撮影:会員)
生 態

主に旅鳥として春秋に水田、蓮田、入り江などに渡来する。
「ピューイッ、ピューイッ」と鳴く。
局地的に繁殖記録もあり、越冬するものもある。
以前は、府内では珍鳥とされていたが、近年観察機会が増えており、河口干潟や入り江、水田、河川などの淡水の水辺でも観察されている。
【亜種クロエリセイタカシギ(写真図鑑③参照)について】
北米南西部から南米原産。飼育増殖された個体が2001年に奈良で放鳥されたとされている。府内では主に南部で記録されたが、繁殖は確認されていない。
外来種番号12。
京都府外来種カテゴリーでは、被害危惧種(京都府内における被害があり、または被害が生じる可能性が強く対策が必要な外来種)。
詳細は国立環境研究所のページを参照

大きさ・体色
全長:37cm 雌雄同色
出現頻度
△:京都府内では見聞の機会が少ない
渡り区分
冬鳥または旅鳥
学 名
Himantopus himantopus
英 名
Black-winged Stilt
セイタカシギ科
京都府RDB
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数 1   1 2 1   1 4 8      
写真図鑑
②セイタカシギ(撮影:会員)
③セイタカシギ(亜種クロエリセイタカシギ)(2001年9月7日・巨椋干拓地)(撮影:野村明)
動画図鑑
①セイタカシギ(2011年9月10日・巨椋干拓地)
②セイタカシギ(2017年4月12日・巨椋干拓地)
鳥ビア

水辺の貴婦人
セイタカシギは「水辺の貴婦人」と呼ばれています。スラッとした姿と優雅な動きからそう名づけられたようです。
解説文にある「L:37cm」は、鳥を上向きに寝かせたときのクチバシの先から尾羽の先までの長さで、足の長さは含まれていません。

セイタカシギの足の長さは約25cm。身長に対する足の長さの割合では、フラミンゴに次いで2番目だそうです。
英名のStilt(スティルト)は、日本で言う「竹馬」。

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