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オオハクチョウ

①オオハクチョウ(撮影:会員)
生 態

冬鳥として北海道や東北地方、日本海側の湖沼に渡来する。
京都府内では久美浜に毎年飛来していたが、近年は観察されていない。
まれに由良川や桂川などに飛来することがあり、2009年は淀競馬場内の池で2羽確認された。

大きさ・体色
全長:140cm 雌雄同色
出現頻度
X:京都府内では見聞の機会がごく少ない(国内の他の地域ではその限りではない)
渡り区分
冬鳥:秋に京都府へ渡来して越冬し、春に渡り去る鳥
学 名
Cygnus cygnus
英 名
Whooper Swan
カモ科
京都府RDB
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数 6   1                 1
写真図鑑
②オオハクチョウ(撮影:野村明)
③オオハクチョウ(飛翔)(撮影:野村明)
動画図鑑
①オオハクチョウ 2023年1月19日・京丹後市離湖
②オオハクチョウ
鳥ビア

鴻雁来

立春、夏至、冬至などの「二十四節気」をさらに細分化した「七十二候」という暦があります。その72の名称の中に、鳥が登場するものが9あります。
例えば、現在の10月8日~12日頃は「鴻雁来(こうがんきたる)」。鴻(=白鳥)や雁がやってくる時期という意味です。
そして、白鳥や雁が北へ帰る現在の4月10日~14日頃は「鴻雁北(こうがんかえる)」。その他は以下のとおり。
 
黄鶯睍睆(うぐいすけんかん) ウグイスが山里で鳴き始める(2月4日~8日頃)
雀始巣(すずめはじめてすくう) スズメが巣を構え始める(3月21日~25日頃)
玄鳥至(つばめきたる) ツバメが南からやって来る(4月5日~9日頃)
鷹乃学習(たかまなぶ) タカの幼鳥が飛ぶことを覚える(7月17日~22日頃)
鶺鴒鳴(せきれいなく) セキレイが鳴き始める(9月13日~17日頃)
玄鳥去(つばめかえる) ツバメが南へ帰って行く(9月18日~22日頃)
雉始雊(きじはじめてなく) キジの雄が鳴き始める(1月15日~19日頃)
 
さらに、本家・中国の「七十二候」には22の鳥の名称があります。それだけ、昔の人は鳥によって季節を感じていたということでしょう。

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