府内においては繁殖期にも若狭湾沿岸および沓島でしばしば観察されているが、繁殖の報告はない。
冬期は沿岸部の海上、岩礁などで普通に見られる。
なお、鵜飼に使われるウはカワウではなく本種。
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現在、日本の13カ所で鵜飼が行われていますが、そのうちの2カ所(嵐山と宇治川)が京都府です。13カ所のうち嵐山や宇治川を含む11カ所で使われているのは、茨城県日立市の伊師浜海岸で捕獲されたウミウとのこと。
ウは「鵜呑み」「鵜の眼、鷹の眼」など、ことわざや慣用句にもよく登場しますが、喉を洗う「うがい」も「鵜飼」に由来するそうです。
「うがい」の漢字表記は「嗽」ですが、1444年(文安元年)に成立した国語辞典「下学集」には「鵜飼(うがい)嗽(くちすすぎ)也」と書いてあるそうです。口から水を吐き出す動作を、鵜飼のウが魚を吐き出す様子にたとえたわけです。「うがい」という言葉ができるまでは、「くちすすぎ」と表現していたわけです。