夏鳥として京都では山地や海岸などに飛来する。
鎌形の細長い翼と燕尾を持つ。飛ぶことに非常に適応しており、地上に降りることはない。
昆虫を捕らえたり食べたり、眠るのも巣材集めも交尾さえ飛びながら行う。
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中華料理の高級メニューに「ツバメの巣のスープ」がありますが、普通のツバメの巣ではなく、アマツバメの仲間の巣です。
食材として使われるのは、インドネシアやインドのアンダマン諸島などに分布するジャワアナツバメの巣。ツバメとアマツバメは名前が似ているので同じ仲間のように思えますが、全く異なる種類。
ジャワアナツバメのほかオオアナツバメの巣も使われるそうですが、どちらも唾液で白いカゴ型の巣を作ります。
アマツバメ科の鳥は空を飛ぶことに特化しており、餌を食べるのも、眠るのも、交尾さえ飛行中に行うと言われています。さすがにヒナを育てるのは空中では無理なので、断崖絶壁に営巣して産卵しますが、他の鳥のように地上のものを巣材にするのではなく、唾液だけで作ります。
ジャワアナツバメはヒナが巣立ちすると同じ巣を利用することがないため、放棄した巣を採取して食材にしているそうです。