京都府全域の市街地の公園や社寺林、雑木林、低山などで普通に見られる。
住宅地の庭にも飛来し、花の蜜を吸ったり柿など木の実を食べる。
地鳴きは「チー、チー、チー」、さえずりは早口で「チーチュル、チーチュル、チョルチー」。
これを、以前は「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」と聞きなしたが、最近は「チルチルミチル」と聞きなす。
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
確率 | 0.8 | 0.8 | 1.0 | 1.0 | 0.9 | 0.9 | 0.8 | 0.5 | 0.7 | 0.8 | 0.7 | 0.8 |
メジロ張り
京都の二条城には「ウグイス張り」の廊下があります。人が歩くと「キュルキュル」と鳴ることで、防犯効果を発揮する仕組みです。
しかし、「キュルキュル」と鳴くのはウグイスではなくメジロ。しかも警戒する時に発する声で、まさに防犯の意味にぴったりです。
にもかかわらず「ウグイス張り」と命名したのは、当時ウグイスとメジロが混同されていたからでしょう。花札の「梅にウグイス」は実際は「梅にメジロ」であること、ウグイス色はメジロの体色であることはバードウォッチャーの常識。
この混同が、本来「メジロ張り」とするべきところを「ウグイス張り」と命名させたのではないでしょうか。