ダイサギ
①ダイサギ(冬羽)(撮影:野村明)
生 態
白いサギの中で最も大きい。
水田や河川、池など水辺をゆっくりと歩いて魚やカエル、ザリガニなどを捕る。
夏はくちばしが黒く、目の先が青いが、冬になるとくちばしおよび目の先は黄色くなる。
他のサギ類とともに集団で営巣する。
大きさ・体色
全長:90cm 雌雄同色
出現頻度
◎:京都府内で普通に見聞される
渡り区分
留鳥:年間を通して京都府内に生息している鳥
学 名
Ardea alba
英 名
Great Egret
科
サギ科
探鳥会月別出現確率(2000~2014年の探鳥会での出現率を月別に示したもの・例…0.3は30%)
月 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
確率 |
0.7 |
0.6 |
0.4 |
0.4 |
0.3 |
0.4 |
0.4 |
0.6 |
0.7 |
0.6 |
0.6 |
0.6 |
写真図鑑
動画図鑑
鳥ビア
オーデュボン協会のマーク
アメリカで「日本野鳥の会」に相当する団体は「オーデュボン協会」。1905年創立と歴史も古く、当会よりも1桁多い会員数を誇っています。
名前は鳥類学者ジョン・ジェームス・オーデュボンに由来します。この団体のシンボルマークはダイサギです(下)。

19世紀のアメリカでは、この鳥の飾り羽が女性の帽子や洋服などの材料として高値で取り引きされたため、ダイサギが乱獲されました。。
その結果、個体数が95%も減少。絶滅を防ぐため全米にダイサギ保護運動が拡大し、オーデュボン協会が設立されるきっかけになりました。こうした経緯から、同会のマークにダイサギが描かれているのです。