関東地方以西では旅鳥または冬鳥として渡来する中型のシギ。
府内では8月中旬頃から田の畦や休耕田などに姿を見せ始め、通過個体が去った後も、南部の浅い河川や池沼の泥質地などで越冬する個体が4月下旬頃まで観察される。
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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確率 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
空飛ぶ羊
フランス料理ではタシギを食材として使います。ものの本には「タシギは骨も柔らかく、その味は正に焼き鳥の王者である」と書いてあるとか。
また、本種の英名はsnipe(スナイプ)。ヨーロッパでは食材としてタシギを捕獲するため、snipeには「シギ猟をする」という意味が加わり、シギ猟をする人をsniperと呼ぶようになったようです。
狙撃手のことをsniper(スナイパー)といいますが、その由来はタシギにあるわけです。なお、フランスではタシギの声を「メエメエ」と聞きなして、「空飛ぶ羊」と呼ぶそうです。