埼玉県東部を中心に千葉県、茨城県、栃木県などに留鳥として局地的に分布する。
江戸時代に狩猟鳥として移入され、越谷の宮内庁鴨場付近で生き延びてきたとされる。近年は岡山県、沖縄県などでも観察されるようになった。
2021年1月19日に京田辺市で1羽が確認され、京都府初記録となった。その際は、樹林や竹林で休息し、ときどき水田や休耕田の地面で採食する姿が観察された。
その後、2024年3月に宇治市で確認・撮影され、府内2例目となった。
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回数 | 1 |
シラコバトの学名 Streptopelia decaocto(ステプトペリア・デカオクト)のdecaは10、octoは8、ギリシャ語で18を意味します。理由は鳴き声を「デカオクトー」と聞きなすから。この18には悲しい物語があります。
ある女性が男の子をほしがっていたにもかかわらず、女の子ばかり18人も産んでしまった。18番目の娘は母親から特に憎まれて虐待されたので、哀れに思った神様がその娘をシラコバトに変えた。以来シラコバトは「デカオクトー(18)」と繰り返し鳴くようになった…。ギリシャのサモス島に残る伝説だそうです。