宝ヶ池を中心とする宝が池公園は、比叡山と京都国際会館を借景とする都市公園です。地下鉄烏丸線終点「国際会館」駅の南西側にあり、駅南側の出口(5番)を出ると、すでに宝が池公園(北園)です。
支部主催の探鳥会はここを起点にしています。北園を通り抜け、岩倉川に沿って高野川との合流点まで歩き、戻ってきて宝が池をほぼ一周し、駅まで戻って約4 km。ほとんど平坦なコースで、朝9時ごろから鳥を見ながらゆっくり歩いても、昼前には駅に戻ってこられます。
宝が池には以前は冬になるとオシドリが飛来し、多いときは20羽以上を間近に見ることができましたが、近年は姿を見せなくなりました。カモ類ではマガモやホシハジロ、キンクロハジロが見られ、トモエガモが飛来したこともあります。カイツブリもいます。空を見渡していると、近くの山から来るのか、オオタカが飛んでいる姿を見られるかも知れません。
池の周りや公園内には多くの雑木が植えられており、夏の暑い時期を除くとメジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラなどの小鳥を見ることができます。岩倉川を高野川との合流点辺りまで歩くと、サギ類やセキレイ類に加えて、カワセミやイソシギがしばしば姿を見せてくれます。冬には、コガモをよく見かけますが、川幅が狭いので、奇麗な斑紋までしっかりと見られます。
野鳥の姿が多くなるのは、冬。フィフィという声を追って、ジョウビタキやルリビタキを探して歩くと、アトリ、イカル、そしてシメが姿を見せてくれます。平安騎馬隊施設のある憩いの森辺りでは、運がよければキツツキ類やウソが現れるかもしれません。ホテルグランドプリンス右脇の小道を通って岩倉川沿いの小さな木立の中に入ると、カワラヒワに混じってマヒワが木の実を一生懸命ついばんでいることもあります。
京都市街から簡単にアクセスでき、暖かな冬の日、双眼鏡を片手にのんびりと探鳥を楽しむには最良の探鳥地ではないでしょうか。ただ、散歩やジョギングをする人も多く、邪魔にならないように少し気を配りながら行動する必要があるかもしれません。
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