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京都御苑(京都市上京区) 春・夏編

京都市街のやや北寄りに位置する国民公園・京都御苑は、丸太町、烏丸、今出川、寺町の各通りに囲まれた、総面積92ヘクタールの緑地で、苑内には京都御所、大宮・仙洞御所、京都迎賓館などもあり、公園部分の面積は約65ヘクタールです。

 

京都御所建礼門

明治時代までは公家屋敷が立ち並んでいましたが、東京遷都のあと荒廃した屋敷跡を大正時代に整備して公園化されました。マツをはじめとして、イチョウ、ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの高木が多数植えられ、梅園や桃園もあります。春にはヤマザクラやシダレザクラ、モクレン、ヤマブキなどの花が目を楽しませてくれます。ちなみに、苑内にはソメイヨシノは1本もないそうです。

 

自然が豊かな京都御苑は野鳥の楽園でもあり、これまでに100種以上の鳥が記録されています。その中にはミゾゴイ、ヤマシギ、ヤツガシラ、キマユムシクイ、ノゴマ、マミジロキビタキなどの珍鳥も含まれ、平地では珍しいゴジュウカラも観察されています。

 

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今回は、この御苑で春から夏にかけて見られる野鳥についてご説明しましょう。春の渡りの時期には、渡ってきた夏鳥たちが次々と通過していきます。
キビタキやオオルリが美声で歌い、センダイムシクイやエゾムシクイの特徴的なさえずりも聞けるでしょう。サンコウチョウが「月日星ホイホイホイ」と鳴き、クロツグミが朗々と歌うこともあります。ゴールデンウィークの前後には、苑内で繁殖するアオバズクも到着します。上空をアマツバメが飛ぶこともあるので、注意しましょう。
真夏になると、苑内の鳥も種類が減ってさびしくなりますが、上記のアオバズクやツバメなどの 夏鳥のほかに、カワセミやコゲラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワなどの留鳥ががんばっています。

 

京都支部は、この京都御苑で6~9月を除く毎月、定例探鳥会を開催しています。では、定例探鳥会のコースに従って歩いてみましょう。烏丸今出川から150メートルほど南に下がった乾御門からスタートします。
児童公園北側の道を近衛邸跡へ。ここの池ではよくカワセミが見られます。宮内庁官舎南の林を東進し、「佑ノ井」の前から石薬師御門手前の散策道を南に入ると、右手に鳥の水場(バードバス)が設けられています。ここで、水浴びにやってくる鳥をしばらく待ちましょう。このあたりの林では、よくキビタキがさえずっています。
高木のこずえ付近の鳥に注意しながら京都迎賓館の東を南進し、迎賓館南側の道へと右折します。散策道の突き当りを左折して、芝生の鳥を見ながら砂利道を横切り、大宮・仙洞御所西側の遊歩道を歩きます。カーブを右に曲り広い砂利道に出ると、九条邸跡の池(通称九条池)にかかる橋が南に見えます。九条池にはアオサギがいるかもしれません。ここで鳥見を終わり、近くの間ノ町口を出れば、すぐに地下鉄「丸太町」駅があります。

京都御苑(京都市上京区) 春・夏編詳細情報

おすすめ時期
4~5月
京都御苑へのアクセス
地下鉄烏丸線「今出川」または「丸太町」下車
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