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丹後半島風力発電事業について

現在、丹後半島の京丹後市から宮津市、伊根町にかけての地域で風力発電施設の建設計画が進められています。以前、京都府が運用していた太鼓山風力発電は昨年3月に停止しましたが、その隣接地に1カ所、その西側の宇川に1カ所の計2カ所で、風車27基・最大出力116,100kWという大規模な計画です(写真はイメージ)。

この事業に関する計画段階環境配慮書が事業主である前田建設工業によって公開されたため、当支部は財団本部との連名で、1月13日付で計画を中止するべきとの意見書を提出いたしました。
また、京都府、京丹後市、宮津市、伊根町の各首長宛に、2月7日付で事業計画の見直しを含めた行政勧告を行うよう要望書を提出いたしました。

当会は、地球温暖化を防ぐために、二酸化炭素削減を目的とした再生可能エネルギーを導入することには賛成ですが、そのために鳥類をはじめとする生物多様性が損なわれたり、自然環境が破壊されることは本末転倒であると考えています。

風力発電施設建設については、ヨーロッパで行われている予防原則に基づくゾーニングや、当会が提唱するセンシティビティマップを導入すべきであると考えます。そうした対策を講じない風力発電施設の建設に対しては強く反対しています。

なお、上記の書面は以下からご覧いただけます。

 

前田建設工業宛の意見書
京都府知事宛の要望書
京丹後市長宛の要望書
宮津市長宛の要望書
伊根町長宛の要望書

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