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メジロ

①メジロ(撮影:会員)
生 態

京都府全域の市街地の公園や社寺林、雑木林、低山などで普通に見られる。
住宅地の庭にも飛来し、花の蜜を吸ったり柿など木の実を食べる。
地鳴きは「チー、チー、チー」、さえずりは早口で「チーチュル、チーチュル、チョルチー」。
これを「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」と聞きなす。

大きさ・体色
全長:11.5cm 雌雄ほぼ同色
出現頻度
◎:京都府内で普通に見聞される
渡り区分
留鳥:年間を通して京都府内に生息している鳥
学 名
Zosterops japonica
英 名
Japanese White-eye
メジロ科
探鳥会月別出現確率(2000~2014年の探鳥会での出現率を月別に示したもの・例…0.3は30%)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
確率 0.8 0.8 1.0 1.0 0.9 0.9 0.8 0.5 0.7 0.8 0.7 0.8
写真図鑑
②メジロ(撮影:会員)
③メジロ(撮影:野村明)
動画図鑑
①メジロ
②メジロの雛(2016年7月6日@宇治市)
鳥ビア

メジロ張り
京都の二条城には「ウグイス張り」の廊下があります。人が歩くと「キュルキュル」と鳴ることで、防犯効果を発揮する仕組みです。
しかし、「キュルキュル」と鳴くのはウグイスではなくメジロ。しかも警戒する時に発する声で、まさに防犯の意味にぴったりです。
 
にもかかわらず「ウグイス張り」と命名したのは、当時ウグイスとメジロが混同されていたからでしょう。花札の「梅にウグイス」は実際は「梅にメジロ」であること、ウグイス色はメジロの体色であることはバードウォッチャーの常識。
この混同が、本来「メジロ張り」とするべきところを「ウグイス張り」と命名させたのではないでしょうか。 

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