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ミサゴ

①ミサゴ(撮影:竹本正雄)
生 態

北半球全体に広く分布し、わが国では主に北日本で繁殖する魚食性のタカ。
府内では冬期に日本海沿岸で普通に生息するほか、秋の渡り時期には内陸部の河川や池にも現れ、羽数は最も多くなる。
府内でも繁殖が確認されているが、近年、繁殖地の激減により個体数の減少が懸念されている。

大きさ・体色
全長:♂54cm・♀64cm 翼開長:155~175cm 雌雄ほぼ同色
出現頻度
〇:京都府内で見聞の機会が比較的多い
渡り区分
留鳥:年間を通して京都府内に生息している鳥
学 名
Pandion haliaetus
英 名
Osprey
ミサゴ科
京都府RDB
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数 20 8 11 4 4 4 1 9 9 13 15 14
写真図鑑
②ミサゴ(撮影:野村明)
③ミサゴ(撮影:野村明)
動画図鑑
①ミサゴ(2012年11月18日・阿蘇海)
②ミサゴの漁獲(2013年12月11日・宇治川)
鳥ビア

みさご鮨
本種の英名は、米軍機の配備で問題となったOspreyですが、別名Seahawkとも呼ばれます。その名のとおり海や河川の近くに生息し、魚を捕食します。
 
ミサゴが持ち帰った魚が巣で自然発酵し、それを人間が取って食べたのがお鮨のルーツであるという説があります。曲亭馬琴の『椿説弓張月』などにそう書いてあるそうで、「みさご鮨」という言葉が辞書にも載っています。
「みさご鮨」という名前のお鮨屋さんが多いのはこのためだそうです。

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