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ホオジロガモ

①ホオジロガモ♂(撮影:会員)
生 態

冬鳥として九州以北の水深の浅い入江、湖沼などに渡来するが数は少ない。
水に潜って甲殻類、軟体動物、魚などを食べる。 
京都府では阿蘇海、久美浜湾などで少数が見られるほか、まれに京都市周辺の河川でも観察される。

大きさ・体色
全長:45cm 雌雄別色
出現頻度
△:京都府内では見聞の機会が少ない
渡り区分
冬鳥:秋に京都府へ渡来して越冬し、春に渡り去る鳥
学 名
Bucephala clangula
英 名
Common Goldeneye
カモ科
京都府RDB
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数 17 1 3
写真図鑑
②ホオジロガモ♀(撮影:会員)
③ホオジロガモ♂(撮影:野村明)
動画図鑑
①ホオジロガモ♂(2011年12月21日・鴨川)
②ホオジロガモ(♂と♀)
鳥ビア

007と鳥
本種の英名はGolden Eye。日本では頬の色に、イギリスでは目の色に着目して命名したわけです。
そのイギリスの人気映画「007シリーズ」の一つに、この英名をそのままタイトルにした『ゴールデンアイ』があります。ピアース・ブロスナンが初めてジェームス・ボンド役を演じた作品です。また、このジェームス・ボンドという名前は実在する鳥類学者の名前です。

 

原作者のイアン・フレミングが熱心なバードウォッチャーで、主人公の名前に悩んでいたとき、たまたま机の上にジェームス・ボンド博士の『西インド諸島の鳥類』という図鑑(右・著者名はJAMES BOND)があったので、その著者の名前を拝借したそうです。
イアン・フレミングはホオジロガモが好きだったようで、執筆活動をする別荘を「ゴールデンアイ」と名づけました。だから、作品名にも使ったのでしょう。 

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