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ヒヨドリ

①ヒヨドリ(撮影:会員)
生 態

市街地から山地までさまざまな環境で普通に見られる留鳥。
北方に生息するものは、9月下旬~10月下旬に数十羽の群れで暖地に渡る(動画②後半参照)。
「ピーヨ、ピーヨ」と鳴きながら波形を描いて飛ぶ。
近年は公園や街路樹、人家の庭木などにも営巣し、都市鳥の代表種となっている。

大きさ・体色
全長:27.5cm 雌雄同色
出現頻度
◎:京都府内で普通に見聞される
渡り区分
留鳥:年間を通して京都府内に生息している鳥
学 名
Hypsipetes amaurotis
英 名
Brown-eared Bulbul
ヒヨドリ科
探鳥会月別出現確率(2000~2014年の探鳥会での出現率を月別に示したもの・例…0.3は30%)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
確率 0.9 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 0.9 0.9 0.8 1.0 1.0 1.0
写真図鑑
②ヒヨドリ(撮影:野村明)
③ヒヨドリ(撮影:野村明)
動画図鑑
①ヒヨドリ
②ヒヨドリ(2020年3月18日宇治白川/2018年10月8日芦生)
鳥ビア

首相を辞任させた鳥
鳩山由紀夫首相は2010年6月の民主党両院議員総会での「辞任会見」で、次のようなエピソードを披露しました。
「3日前、済州島に行ったときホテルのテラスに1羽のヒヨドリが飛んできました。わが家の庭にもいつもヒヨドリがやってくるのですが、そのヒヨドリが、もうそろそろ自宅に戻ってこいよと、招いているように感じたところでございます」。

 

実際の会見では最初「ムクドリ」と言い間違え、途中でヒヨドリに訂正して会場の笑いを誘ったようですが、一国の総理に辞任を決意させたのは本種だったわけです。ヒヨドリがハトに引導を渡したとも言えます。

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