MENU

タシギ

①タシギ(撮影:野村明)
生 態

関東地方以西では旅鳥または冬鳥として渡来する中型のシギ。
府内では8月中旬頃から田の畦や休耕田などに姿を見せ始め、通過個体が去った後も、南部の浅い河川や池沼の泥質地などで越冬する個体が4月下旬頃まで観察される。

大きさ・体色
全長:27cm 雌雄同色 
出現頻度
◎:京都府内で普通に見聞される
渡り区分
旅鳥・一部越冬
学 名
Gallinago gallinago
英 名
Common snipe
シギ科
探鳥会月別出現確率(2000~2014年の探鳥会での出現率を月別に示したもの・例…0.3は30%)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
確率 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0   0.1 0.2 0.1 0.0 0.0
写真図鑑
②タシギ(撮影:野村明)
③タシギ(撮影:会員)
動画図鑑
①タシギ(2011年9月6日・巨椋干拓地)
②タシギ(巨椋干拓地)
鳥ビア

空飛ぶ羊
フランス料理ではタシギを食材として使います。ものの本には「タシギは骨も柔らかく、その味は正に焼き鳥の王者である」と書いてあるとか。
また、本種の英名はsnipe(スナイプ)。ヨーロッパでは食材としてタシギを捕獲するため、snipeには「シギ猟をする」という意味が加わり、シギ猟をする人をsniperと呼ぶようになったようです。
狙撃手のことをsniper(スナイパー)といいますが、その由来はタシギにあるわけです。なお、フランスではタシギの声を「メエメエ」と聞きなして、「空飛ぶ羊」と呼ぶそうです。

本サイトに掲載している野鳥などの画像および映像の著作権は撮影者に、テキストや調査データなどの著作権は当支部に帰属します。無断使用はお断りします。
Scroll Up