MENU

シラコバト

①シラコバト(撮影:野村明)
生 態

埼玉県東部を中心に千葉県、茨城県、栃木県などに留鳥として局地的に分布する。
江戸時代に狩猟鳥として移入され、越谷の宮内庁鴨場付近で生き延びてきたとされる。
近年は岡山県、沖縄県などでも観察されるようになった。
2021年1月19日に京田辺市で1羽が確認され、京都府初記録となった。
その際は、樹林や竹林で休息し、ときどき水田や休耕田の地面で採食する姿が観察された。

大きさ・体色
32.5cm 雌雄ほぼ同色
出現頻度
☆:全国的に記録がまれである
渡り区分
迷鳥:本来の生息地や渡りルートから外れて京都府に渡来した鳥
学 名
Streptopelia decaocto
英 名
Eurasian Collared Dove
ハト科
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数 1
写真図鑑
②シラコバト(撮影:野村明)
鳥ビア

シラコバトの学名 Streptopelia decaocto(ステプトペリア・デカオクト)のdecaは10、octoは8、ギリシャ語で18を意味します。理由は鳴き声を「デカオクトー」と聞きなすから。この18には悲しい物語があります。
ある女性が男の子をほしがっていたにもかかわらず、女の子ばかり18人も産んでしまった。18番目の娘は母親から特に憎まれて虐待されたので、哀れに思った神様がその娘をシラコバトに変えた。以来シラコバトは「デカオクトー(18)」と繰り返し鳴くようになった…。ギリシャのサモス島に残る伝説だそうです。

本サイトに掲載している野鳥などの画像および映像の著作権は撮影者に、テキストや調査データなどの著作権は当支部に帰属します。無断使用はお断りします。
Scroll Up