MENU

ササゴイ

①ササゴイ(撮影:野村明)
生 態

ゴイサギに似ているが、ササゴイは夏鳥として渡来し、本種だけで営巣・繁殖する。
ゴイサギに比べて数も少ない。川や水田で魚を捕る。
京都府内では桂川流域、宮津市内の神社で繁殖地が発見されている。
最近は山科川周辺や福知山市にコロニー(集団繁殖地)があり、繁殖している。

大きさ・体色
全長:52cm 雌雄同色
幼鳥は全体に褐色がかり胸に縦斑がある。翼にも多数の小さな白斑が見られる。(動画図鑑②参照)
出現頻度
〇:京都府内で見聞の機会が比較的多い
渡り区分
夏鳥:春に京都府へ渡来して繁殖し、秋に渡り去る鳥
学 名
Butorides striata
英 名
Striated heron
サギ科
京都府RDB
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数     1 3 14 16 18 21 11 3   1
写真図鑑
②ササゴイ(撮影:会員)
③ササゴイ(撮影:野村明)
動画図鑑
①ササゴイ(2011年7月13 日・山科川)
②ササゴイ(幼鳥)(2013年8月6日・鴨川)
鳥ビア

釣りをする鳥
ササゴイはじっと動かずに待ち伏せて魚を捕食しますが、熊本の水前寺公園にいるササゴイは魚を釣って食べます。
パンや麩、クモ、カゲロウ、ミミズなどを水面に投げ入れ、それを食べようと近づいてくる魚を捕まえるのです。
この投げ餌釣りのほか、木の葉や羽毛を使ったフライフィッシングもするそうです。ミミズなどはそのままでササゴイの餌になるのですが、それで魚を釣った方が食べ応えがあることを知っているわけです。
釣りをするササゴイは水前寺公園だけではなく、日本各地、さらにアメリカのフロリダ、シンガポール、南アフリカでも観察されているそうです。

本サイトに掲載している野鳥などの画像および映像の著作権は撮影者に、テキストや調査データなどの著作権は当支部に帰属します。無断使用はお断りします。
Scroll Up