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コチドリ

①コチドリ(撮影:野村明)
生 態

全国的には夏鳥として扱われているが、西日本以南の太平洋側ではかなりの個体が越冬している。
府南部では周年生息しており、北部では冬期に姿を消す。
繁殖期は河川敷の砂礫地や中州、造成地などで営巣し(写真図鑑③および動画図鑑②は交尾)、夏以降は水を抜いた貯水池や河川の浅い水際などで数羽~10数羽の小群で生息する。

大きさ・体色
全長:16cm 雌雄同色
出現頻度
◎:京都府内で普通に見聞される
渡り区分
夏鳥:春に京都府へ渡来して繁殖し、秋に渡り去る鳥
学 名
Charadrius dubius
英 名
Little ringed plover
チドリ科
探鳥会月別出現確率(2000~2014年の探鳥会での出現率を月別に示したもの・例…0.3は30%)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
確率 0.0   0.1 0.1 0.1 0.1 0.0 0.1 0.2 0.0   0.0
写真図鑑
②コチドリ(撮影:会員)
③コチドリ(交尾)(撮影:会員)
動画図鑑
①コチドリ(2011年8月4 日・巨椋干拓地)
②コチドリ(交尾)(2017年4月23日・巨椋干拓地)
鳥ビア

千鳥足
酔っぱらった人の歩き方を「千鳥足」といいますが、その由来には三つの説があります。
一つは足指説。他の鳥の足指は4本(後ろに第1趾が1本、前に第2~第4趾が3本)ですが、多くのチドリは第1趾が退化して前の3本しかないためフラフラ歩く、というもの。
 
もう一つは、左右の足を交差させて歩くからという説。確かに、よく観察すると、ゆっくり歩くときや方向を変えるときには足が交差しています。
もう一つは、左右にジグザグに歩くからという説。
 
足指説は、そのためにフラフラ歩いているようには見えないので「?」ですが、交差説とジグザグ説はどちらも当たっているように見えます。昔の人は両方の意味で「千鳥足」と名づけたのかも知れません。

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