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キクイタダキ

①キクイタダキ(撮影:会員)
生 態

日本で最も小さい鳥の一つ(下段の「鳥ビア」参照)。
頭頂部に黄色い菊のような班があるためにこの名がある。
本州中部以北の亜高山帯の針葉樹林で繁殖し、京都府内には冬鳥として飛来する。
金属的な細い声で鳴き交わしながら、針葉樹の枝先でせわしなく採餌する。
カラ類、メジロ、コゲラなどと混群を形成することもある。

大きさ・体色
全長:10cm 雌雄ほぼ同色 (メスには頭頂の朱色の斑がない)
出現頻度
〇:京都府内で見聞の機会が比較的多い
渡り区分
冬鳥:秋に京都府へ渡来して越冬し、春に渡り去る鳥
学 名
Regulus regulus
英 名
Goldcrest
キクイタダキ科
月別記録回数(主に2000~2015年に報告された記録のみを月別に集計したもの)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
回数 18 12 5               8 15
写真図鑑
②キクイタダキ(撮影:会員)
③キクイタダキ(撮影:野村明)
動画図鑑
①キクイタダキ(2013年1月16 日・京都御苑)
②キクイタダキ(2013年1月6 日・三川合流)
鳥ビア

最も軽い鳥と最も重い鳥
本種はミソサザイとともに「日本で最も小さい鳥」といわれています。体長も翼開長も10cm。最小の鳥=最軽量の鳥ともいえますが、キクイタダキの体重は3g、1円玉3個分です。
一方、日本で最も重い鳥はオオハクチョウで、体重8~12kg。
さらに、世界で最も軽い鳥はマメハチドリで2g。最も重い鳥はダチョウで150kg。飛べる鳥で最も重いのはアフリカオオノガンで22kg。
 
空気力学の理論上は、飛べる鳥の体重は22.7kgが限界とのこと。このアフリカオオノガンはギリギリというわけです。

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