旅鳥として春と秋に日本を通過する大型のシギ。秋に観察されることが多く、ほとんどが幼鳥である。
府内では、巨椋干拓地などの休耕田や刈り取りの終わった田んぼなどで数羽の小群が観察される。
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回数 | 9 |
二者が争っている間に第三者が労せずに獲物を得ることを「漁夫の利」と言います。中国の故事に由来しますが、これには前段があります。
貝が殻を開けているとシギがその肉をつついたので、貝は食べられないように殻を閉じてシギのクチバシを挟んだ。そのまま両者が譲らず膠着状態のところに漁夫がやってきて、貝とシギの両方を手に入れた、というのが本来のストーリー。
正確には「鷸蚌(いつぼう)の争い、漁夫の利」と言うそうです。鷸はシギ、蚌はドブガイのこと。貝がシギのクチバシを挟んで離さない現象は実際にあり、時々写真にも記録されています。
中国の故事のモデルがどのシギかは不明ですが、このオグロシギは貝も食べます。