冬鳥として北海道や東北地方、日本海側の湖沼に渡来する。
京都府内では久美浜に毎年飛来していたが、近年は観察されていない。
まれに由良川や桂川などに飛来することがあり、2009年は淀競馬場内の池で2羽確認された。
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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回数 | 6 | 1 | 1 |
立春、夏至、冬至などの「二十四節気」をさらに細分化した「七十二候」という暦があります。その72の名称の中に、鳥が登場するものが9あります。
例えば、現在の10月8日~12日頃は「鴻雁来(こうがんきたる)」。鴻(=白鳥)や雁がやってくる時期という意味です。
そして、白鳥や雁が北へ帰る現在の4月10日~14日頃は「鴻雁北(こうがんかえる)」。その他は以下のとおり。
黄鶯睍睆(うぐいすけんかん) ウグイスが山里で鳴き始める(2月4日~8日頃)
雀始巣(すずめはじめてすくう) スズメが巣を構え始める(3月21日~25日頃)
玄鳥至(つばめきたる) ツバメが南からやって来る(4月5日~9日頃)
鷹乃学習(たかまなぶ) タカの幼鳥が飛ぶことを覚える(7月17日~22日頃)
鶺鴒鳴(せきれいなく) セキレイが鳴き始める(9月13日~17日頃)
玄鳥去(つばめかえる) ツバメが南へ帰って行く(9月18日~22日頃)
雉始雊(きじはじめてなく) キジの雄が鳴き始める(1月15日~19日頃)
さらに、本家・中国の「七十二候」には22の鳥の名称があります。それだけ、昔の人は鳥によって季節を感じていたということでしょう。