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梅谷川(京都市左京区)

梅谷川は、比叡山麓に源を発し、赤山禅院の北 側を流れて高野川に注いでいます。赤山禅院や修学院離宮の南側を西に流れて高野川に注ぐ音羽川 から登る雲母坂は、比叡山への登山道として有名ですが、梅谷川沿いの道はほとんど人に知られておらず、静かに探鳥を楽しむことができます。

 

梅谷川行程地図

梅谷川行程地図

梅谷川早朝探鳥会は、待ち焦がれていた夏鳥をいち早く見ることを目的

として2007 年から始められました。見聞鳥を平均しますと 32 種となります。代表的な夏鳥である、オオルリ(0.9)、キビタキ(0.7)、コマ

ドリ(0.9)、 センダイムシクイ(1.0)そしてヤブサメ(0.8) は良い確率で観測されています。カッコ内の数字 はこれまでの出現率です。1.0 のセンダイムシク イは、9 回すべての探鳥会で見聞されているということです。
また4月の初旬ですので、街中では主に冬に見られるルリビタキ(0.3)、ツグミ(0.3)、 マヒワ(0.4)、シメ(0.3)、 イカル(0.6)、アオジ (0.9)そしてクロジ (0.2)などにも会うこと ができます。

 

探鳥会の出発は、叡山電鉄の修学院駅になります。ここから東 1 km 弱のところにあるこの辺 り一帯(修学院、川端) の氏神を祀ってある鷺森神社へ向かいます。神社の北の出口から出てしばらく行きますと音羽川 を渡りますが、サギやセキレイなどの水鳥が遊んでいるのをよく見ます。右手には修学院離宮周辺に田園風景が広がり空も開け、運がよければタカ類と会うことができるかもしれません。

 

すぐ に拝殿の屋根に京都御所を見守る神猿が鎮座している赤山禅院に到着します。この先トイレはないので、トイレ休憩を取るのもよいかもしれません。 禅院を右に見ながら道なりに北へ 100 m ほど進 みますと、幅約1 mの近道があります。わかりに くいかもしれませんがその近道を使うと、200 m ほどで梅谷川へ出ます。そこから1 kmほどが梅谷川の探鳥路となります。

 

比叡山の麓ですので、カラの混群の中にヒガ ラ(0.8)をしばしば見かけますし、キバシリ(0.3) やミソザザイ(0.6)も現れてくれます。早朝探鳥会は8時に駅前を出発して、鷺森神社で鳥合わせをして、12時前に解散となります。

*画像や地図は、クリックすると大きくなります。

梅谷川(京都市左京区)詳細情報

おすすめ時期
4・5月、9~11月
梅谷川へのアクセス
叡山電鉄「修学院駅」より約2 km ほどで、梅谷川へ着きます。途中鷺森神社や赤山禅院を探鳥しますと1時間ほどかかります。 修学院駅近辺には、京都駅から市バス(5号系統) や京都バス(17系統)でも行くことができます。
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